ミツクラの約束 - The promise of Mitsukura

育てる「情熱」を、エンブレムに込めて。

マッシュルームの近代的な栽培は、多くの先人たちの努力により、17世紀のフランスで始まりました。わたしたちミツクラは、この当時の「マッシュルーム農場でひたむきに働く、女性と男性」をモチーフとしたエンブレムを、パッケージに掲げています。マッシュルームづくりは、奥の深い仕事です。栽培の一部が機械化やコンピュータ管理化された現代でさえ、おいしさや出来は「育てる人間が、いかに手間と想いを注いで努力したか」が決め手となるのが現実です。だからこそ、当時の先人たちにも負けないような、作り手としての努力を、ずっと大切にしていく。マッシュルームづくりに「情熱」を注ぐ、ミツクラの約束の証。それが、このエンブレムです。

私たちのふるさと、牛窓。

牛窓の土地柄 - 『日本のエーゲ海』と呼ばれる港町、牛窓。マッシュルームを清らかに育てる場所。

都心部から大きく離れた、岡山県東部に位置する瀬戸内市牛窓。
瀬戸内海に面し、古くから漁港・貿易港として栄えてきたこの町は、風光明媚な景色と温暖な気候が評判を呼び、戦後は『日本のエーゲ海』と呼ばれてきました。そんな牛窓の山の中に、農場はあります。
マッシュルームは、繊細なキノコ。堆肥の栄養分はもちろん、撒かれる水、呼吸する大気……

接するすべてを一生懸命自分のカラダに取り入れ、どんどん成長していきます。
水も空気も澄んだ、この自然の中で育てているからこそ、マッシュルームはピュアなおいしさと、そして確かな安心と安全を、皆様にお届けできている。そう考えると、この牛窓で創業できたことを心から誇りに思います。

1年365日。育てて、摘んで。

私たちミツクラのマッシュルームは、なによりも生産・出荷を担っている、牛窓を中心とする地元の従業員・パートのみなさんの尽力があってこそです。

年中休むことなく、きちんと人の眼で育ち具合を把握し、手を掛け、手摘みしなければならないマッシュルーム。そんな手間のかかる仕事ですから、ミツクラの創業当初は、作業を手伝っていただける方を探す苦労が耐えませんでした。

それが今や、従業員・パートを合わせると約300名超の皆さんに、働いていただける規模になりました。

お盆や年末年始のような時期でさえ、100人以上の方が作業に出て来ていただける。地元の皆さんの勤勉さに、ただただ頭が下がる思いでいっぱいです。これからも、地元の皆さんとともに歩み続けたいと考えています。

地域との共生 - 地元にご恩を返す。地域の農業とともに歩む。農場から出る培地を、有機肥料として活用いただいています。

毎日大量に出る、マッシュルームを育て終わったあとの培地。実は栄養分がまだ残っており、そのまま処分してしまうにはもったいない資源でした。そこで私たちは、使用済み培地を、有機肥料として使われたい地元の農家さんにお譲りしています。
天然の麦藁や稲藁を原料としているため、培地は栄養も安全性も高いと、地元では評判。ひょっとしたら、

皆さんがお店で眼にする「岡山県・牛窓産」の野菜やお米は、培地を肥料に育てられたものかもしれませんね。
地域循環型農業…と言ったら大げさかもしれませんが、私たちを支えていただいている牛窓の皆さんに、少しでもご恩をお返しできることに繋がれば、という願いもこめた、ささやかな努力です。

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